初めての方へ

院長ごあいさつ

 東洋療法ケアセンター 小川東洋鍼灸院 
院長 齊藤俊文

当院は長年、診療スタッフとして参加してきた東京慈恵医科大学附属病院ペインクリニック科外来の治療スタイルを基盤に、「痛み治療と緩和医療に貢献する」を院是として開設し、地域医療の一角を担う自負を持って地道に診療を続けてまいりました。それは院長がライフワークとして続けてきた同病院ペインクリニック科での活動と、兼任してきた同病院病棟緩和ケアチームでの緩和ケアサービスを地域でも行っていきたい・・という思いからでした。

同病院ペインクリニック科在籍時に対峙していた痛み治療、その中でも特に、難治性疼痛治療(帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛など)、また病棟緩和ケアでのがん患者様や難病患者様に対するケアサービスなど内容面に着目すると意識、質など全てにおいて大学病院という高度医療機関ならではの恵まれた状況がありました。半面、地域医療と比較すると格差の大きさを痛感させられました。

患者様に今よりもっと分かり易い病態説明を丁寧にしていこう、薬や注射が対処しにくい筋肉の凝りや痛み、その他の慢性的な痛みなど、鍼灸の得手とすることで貢献できれば・・・そんな思いで歩き始めたのです。

そのような経緯から、当院は「難治性疼痛」と「緩和医療」に重点を置きながら診療を続けています。

初めて鍼灸治療を受けられる方へ

鍼(はり)は注射針のような痛みがありません

治療に際して生ずる鍼刺入時の痛みは、注射を受ける際の様な鋭い嫌な痛みは生じません。その違いは注射針と鍼灸鍼の針先の形状の違いによります。注射針の先端は竹やりのような形をした鋭い刃物になっていて皮膚を切って入って行くため針先が皮膚を切った瞬間にあのピリッとした嫌な痛みが走ります。
一方、鍼灸鍼の先端は滑らかで丸くなっており、皮膚を押しつぶすようにめり込むような形で刺入されるためあまり鋭い痛みは出にくいのです。また日本鍼の場合、鍼管(シンカン)という刺入補助具が使われることが多く、その補助具が刺入時の痛みの軽減にも役立ちます。

鍼は安全です

当鍼灸院では、エチレンオキサイドガスによる滅菌処理を施した使い捨て鍼(ディスポーザブル鍼)を使用しております。一度治療で使用した鍼は、再使用することなく捨てていますので、使いまわしの鍼による院内感染(エイズ、肝炎など)の心配はありません。また、鍼の太さも髪の毛程の細さなので、注射のような痛みはありません。

副作用の心配はありません

鍼治療は注射や薬と異なり、体内に物質を入れることはありません。鍼という道具を使って体のある特別な場所を刺激し、その人が元々持っている回復力を引き出すだけなのです。ですから基本的に副作用はありません。ただ、治療を受けた後、軽い発熱やだるさ・痛みなど、かえって症状が悪化した感じがすることがあります。しかしこれは「好転反応」といって、治る過程において一時的に起こることで、むしろ鍼治療の効果の表れなのです。薬のような副作用や習慣性の心配はありません。

治療回数について

鍼灸治療は発病して日の浅いほど早く治ります。一方、発病して日の経った場合は、たいていは気長に治療を続けないと治りません。鍼治療の持続効果は、最長4~5日でなくなってしまいます。そのような理由から、治療は一週間に2回以上お受けください。

治療直後の入浴、アルコールはお控え下さい

鍼灸治療を受けた後1~2時間ぐらいは入浴を避けてください。またアルコールを控えゆっくりお休みください。

保険診療を取り扱っています

各種健康保険(国保、社保、組合、共済、労災など)を取り扱っております。なお、保険適用には、医師の同意書が必要です。
また、交通事故保険の取り扱いをしております。交通事故による症状に対する治療はすべて保険が適用されますので、患者様の自己負担は一切ありません。手続き等、お気軽にご相談ください。

何でもご相談下さい

当院ではどんな小さな質問でも受け付けております。鍼灸療法、または現在のご自身の状態(慢性的な痛み)についてお悩みのある方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。少しでも皆様のお役に立てればと考えております。

 

 

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