Introduction 3  鍼灸師もどきの鍼灸師の独り言

 そんな毎日(入局後3年間、一日も休まず教室に通いました)を10年間、その後、教室の体制変化(講座教授の定年退官)を機に病理学教室を辞することになったのですが、その際、自分が携わった剖検数を改めて数えてみました。

 するとその数なんと1542例、感謝という言葉だけでは表し切れない程の内容が充満した数字でした。10年間ご指導頂いた教室の教授はじめ先輩諸先生方に感謝すると共に、特に病理解剖に身を挺してご教示頂いた  1542名  の患者様は、私にとって医学界での最初の師であり、忘れられない存在となったのです。

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